くらしのセンター所長 江間幸雄
『コロナ禍を乗り越えて』
みなさんこんにちは、くらしのセンター・クリニックレインボー所長の江間です。
くらしのセンターは1995年7月「医療・保険・福祉・くらしのセンター」として開設され、26年が経ちました。
その間、医療だけでなく介護・福祉の分野でも、また健康増進・疾病予防の点でも少しずつ活動分野をひろめ、地域の皆さんに認められるような存在に発展してきました。
ところが昨年はじめより全世界に蔓延した新型コロナによって、医療の分野は大きな負担を強いられ、クリニックの活動も制限を受け、皆さんに大変なご心配をかけることとなりました。
幸いなことに、協立総合病院の近くということで、病院と緊密に連絡を取りながら、この危機を乗り越えていこうと考えています。
皆さんも少しでも心配なことがおありでしたら、気軽にご相談下さい。そして協力してコロナ禍を克服し、医療や介護、健康について共に語りえる日を迎えましょう。
スタッフ一同も同じ思いで奮闘しています。
今後もよろしくお願いします。
「くらしのセンター」のご案内
「くらしのセンター」は、1995年7月正式名「医療・保健・福祉・くらしのせんたー」として開設されました。ますます高齢化が進む中で、地域の高齢者の生活を医療や介護など多面的に支えようとするもので。2階には診療所、3階には透析のサテライト、4階はデイサービスセンターが設けられ活動を始めました。その後介護保険の開始、介護事業の発展、ボランテイアのさらなる前進などいろんな面での前進を遂げてきました。
現時点での「くらしのセンター」の活動の概要をご説明し、皆さんのさらなるご利用を期待しています。
2018・4「くらしのセンター」所長 江間幸雄
2階部分
◆「クリニックレインボー」診療所
クリニックレインボーは、診療所として内科一般、乳幼児期を除く小児科の診療を行っていますが、特に力を入れているのが「高齢者に優しい診療所」「認知症に対応できる診療所」です。その他いくつかの特徴を上げてみます
☆苦しくない鼻からの胃カメラ検査
10数年前から実施しています
☆腹部超音波検査
肝臓、膵臓、胆のう、腎臓、腹部動脈瘤などの検査
☆「物忘れ外来」の開設 2018年5月より開始 第4火曜の午前
最近物忘れに困っている人。家族が物忘れがひどくなって困っている人など、予約制です。
☆「認知症カフェ」 毎月第2火曜日10時から12時まで 4階
認知症を心配している人、認知症になっている人も含め、地域で認知症とどう向き合っていくかを考えながら、毎回頭と体を動かして楽しく話し合っています。どなたでも気楽に参加してください。予約いりません。
◆「訪問看護ステーションレインボー」
介護保険発足前から活動しています。8名の強力なスタッフをそろえ、1か月110件の訪問をこなしており、利用者さんや、家族の皆さんから信頼を得ています。
◆「ヘルパーステーション・ひだまり」
介護保険の中で在宅介護のカギを握るのがヘルパーさんです。「ひだまり」は約50名のヘルパーさんの協力を得て、1か月約1200回の訪問介護に駆け回り、地域から頼りにされています。
◆「居宅介護支援事業所」
「クリニックレインボー」・【訪問看護ステーションレインボー」・【ヘルパーステーションひだまり】はそれぞれ居宅介護支援事業所でもあります。
介護保険を利用するには介護の計画を立てるケアマネージャーが必要です。
ケアマネージャーが定駐している事業所が「居宅介護支援事業所」です。くらしのセンター内の3つの事業所は居宅介護支援事業所を兼ねていて、介護保険利用者の相談に乗っています。
いずれの事業所も、地域の「いきいき支援センター」とも連絡を取り合いながら、利用者さんにとって最適なサービスが受けられるよう努力をしています。
以上、2階部分では診療所、訪問看護、訪問介護がお互いに連絡を取り合い、よりよい医療、よりよい看護・介護を目指しています。
3階部分
◆「腎センター」
腎センターとして血液透析、腹膜透析の患者さんたちを受け持っています。
今年からは、送迎も始めました。腎不全という難病に苦しむ人たちに、笑顔で対応しています。
4階部分
4階部分は開所当時から地域の高齢者の交流の場として、ボランテイア組織「アガペ」の人たちの献身的な活動に支えられてきました。その内容も変化し、利用者も次第に増加してきています。
◆「元気アップ体操」
高齢者の体力を維持しさらに強化することを目的に、理学療法士の指導の下、月、木、土の3日間、11時から約1時間実施されています。最近では毎回50名を超える人たちが体をほぐし、筋力をアップし、元気を取り戻そうと頑張って見えます。
◆「お食事会」と趣味の集まり
月曜日、木曜日は体操に来た大部分の人が、ボランテイアさんの作った美味しい食事を食べ、趣味の手芸や、絵画、そしておしゃべりで仲間と交流し、元気を取り戻しています。
◆「短時間デイ」の開始
4月から、介護保険に基づく短時間デイを開始しました。「あつたの森」のリハビリ職員の指導のもと、「元気アップ体操」とも連携しながら、発展させていく計画です。
4階に「パワーリハビリ」に使う機械が数台設置されました。今後はリハビリの職員の皆さんの指導を得ながら、有効に使っていただく予定です。